週刊データセンターWatch:

エクイニクス、液冷技術のサポートを全世界の施設で拡大

 エクイニクスは、ダイレクトチップ方式などの液体冷却(液冷)技術について、サポートを拡大すると発表した。これにより、世界45都市・100カ所以上で展開する「International Business Exchange(IBX)」データセンターのほとんど全てで、ラック内熱交換器による液体から空気の冷却が可能になるとしている。

 近年、生成AIなどへの注目が高まっているが、その運用にあたっては各機器のさらなる演算能力向上が求められる。しかしデータセンターの敷地が有限である以上、機器を冷却するための手法もまた高度化しなければ、機器の集積度を上げられないという課題があった。

 こうした中、新たな冷却方式である液冷を広くサポートすることで、企業ユーザーのニーズに応えるとの方針をエクイニクスは表明している。具体的にはダイレクトチップ、液浸、リアドア型熱交換器などに対応。また機器の選定にあたってもベンダーニュートラルの立場をとっているという。