週刊データセンターWatch:

オプテージ、心斎橋データセンター内に外部ネットワーク接続拠点を新設へ

 株式会社オプテージは、大阪市内で稼働中の心斎橋データセンターにおいて、「心斎橋POP(Point Of Presence)」を新設すると発表した。パブリッククラウドやIXなど異種サービス・拠点と接続するための設備。2024年3月29日より運用を開始する予定。

「心斎橋POP(Point Of Presence)」の接続イメージ

 DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが地方自治体や企業に広がる中、データセンターとパブリッククラウドを組み合わせて利用する「ハイブリッドクラウド」の利用が広がっている。そのインフラとして、データセンターと外部ネットワークを高速・低遅延で接続できる設備の必要性もまた高まっている。

 そうした需要を満たすべく、オプテージでは「曽根崎データセンター」の建設を進めている。しかし、顧客からの要望が現状でも大変多いため、すでに稼働中の施設内に「心斎橋POP」を設けることにしたという。

 「心斎橋POP」は、関西圏屈指のデータセンター集中エリア・堂島にも近接。各設備間をオプテージ保有の光ファイバーネットワークで結ぶことにより、低遅延で安定した接続性を提供する。また設備導入が短期間で完了するメリットもあるとしている。