週刊データセンターWatch:

日本GLP、東京多摩エリアでデータセンター開発へ。1棟目「TKW-1」着工

 日本GLP株式会社は、東京多摩エリアのデータセンターキャンパス「TKW1」開設に向けて、全3棟からなる施設の第1棟目「TKW-1」を着工したと発表した。2025年2月末の竣工を予定する。

「TKW-1」の外観イメージ

 日本GLPが手がける「TKW1」は、施設数全3棟、延床面積3万平方メートル、電力規模31MWの大型データセンターキャンパス。建設計画が進められており、今回、その第1棟目となる「TKW-1」が着工した。2棟目、3棟目にも順次着手する。

 「TKW-1」は東京都多摩市に立地。災害リスクが低く、ハイパースケーラーや大手通信事業者のデータセンターが集積する地域という。敷地面積は約5400平方メートル、延床面積は約8700平方メートル。鉄骨造りの免震設計で、電力規模は10MW。また認証面では「Uptime Institute Tier III Certification of Design Documents (TCDD)」および「LEED BD+Cゴールド」の取得を予定している。

 日本GLPは物流施設の開発運営などで知られる企業。データセンターの建設に積極的な姿勢を示しており、電力規模で900MWのデータセンター群を国内に組成する計画だ。このうち600MW分に相当する用地と電力についてはすでに確保済みという。