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MCデジタル・リアルティ、箕面市のデータセンターで「NVIDIA DGX H100」認証を取得

 MCデジタル・リアルティ株式会社は、「KIX13データセンター」(大阪箕面市)が人工知能(AI)向けインフラ「NVIDIA DGX H100」対応データセンターの認証を取得したと発表した。

「KIX13データセンター」(大阪箕面市)

 DGX H100とは、ディープラーニングAIモデル運用のための計算能力を提供する「NVIDIA DGX SuperPOD」の基盤となるインフラシステム。AI関連半導体を数多く開発するNVIDIAが「NVIDIA DGX-Ready Data Centerプログラム」のもと、データセンターに対する認証を行っている。

 今回認証を取得したKIX13データセンターは、MCデジタル・リアルティのKIXキャンパスにおける4棟目のデータセンターとして、2023年2月に開設された。ユーザー企業は、データコントロール権限をしっかり手元に置いたまま、最先端のAI開発環境を整備できるようになる。

 AIの効率よい運用には、高度な冷却システム、レイアウト、通信インフラが欠かせないという。認証取得によって、KIX13データセンターにおけるAIサポート性能が証明されたとMCデジタル・リアルティではアピールしている。