週刊データセンターWatch:

NTTスマートコネクトとQTnet、福岡市中心部のデータセンターで相互接続を実施

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(NTTスマートコネクト)と株式会社QTnetは、福岡市中心部のデータセンター間で相互接続サービスを9月1日より提供すると発表した。

相互接続のイメージ

 今回、相互接続が実施されるのはNTTスマートコネクトの福岡天神データセンター(仮称)とQTnetの福岡第3データセンター(QD3)の間。また、福岡天神データセンター(仮称)とNTT博多ビル西館の相互接続も行われる。これにより、3つの拠点間が1つのキャンパスのようにシームレスに利用できるようになる。

 NTTスマートコネクトによれば、福岡エリアでも大手のIXやメガクラウド事業者が台頭しており、インターネットトラフィックは増加傾向にある。相互接続によって物理的な距離を感じることなく、柔軟な運用ができるため、ビジネスユーザーの利便性は向上するとしている。

 また、福岡エリアは東京・大阪と比較して震度6以上の地震の発生率が低いと予測されており、災害対策の観点からも注目度が高まっている。NTTスマートコネクトでは今後、大阪・堂島エリアへのネットワークサービス提供も検討していくという。