週刊データセンターWatch:

キヤノンITS、「西東京データセンター」で10Gbps/100Gbpsクラウド接続サービスを提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は、「西東京データセンター」において、各種パブリッククラウドなどへの接続に好適な広帯域10Gbps/100Gbps専用線サービスを提供開始した。

サービスの利用イメージ

 デジタルトランスフォーメーション(DX)推進などを背景に、企業ではパブリッククラウドの活用が増えている。しかし、パブリッククラウドでのデータ保存量を単純に増やすとコスト負担が過大になってしまう。こうした課題の解決のため、データセンターを組み合わせたハイブリッド型のクラウドが必要であり、コストパフォーマンスの高い広帯域専用線もまた欠かせないという。

 西東京データセンターでは、クラウド接続用に回線速度100Mbps~1Gbpsの専用線サービスを提供しているが、今回新たに10Gbps、100Gbpsのメニューを追加する。従来比で10倍以上広帯域なサービスのため、大容量データをスムーズに伝送できるとしている。

 提供される回線は帯域保証型で、接続先として対応しているクラウドはAWS、Azure、Google Cloud Platformほか。なお、キヤノンITSからは大容量ストレージサービスも別途提案できるという。