週刊データセンターWatch:

Google、国内初となるデータセンターを千葉県印西市で開設

 Googleは千葉県印西市にデータセンターを開設した。Googleが日本国内でデータセンターを開設したのは今回が初。Googleの各種サービスに対するアクセス高速化、安定性向上などに寄与するとしている。

Googleデータセンターの外観(画像はGoogle Japan Blogより引用)

 Googleは2022年10月、スンダー・ピチャイCEOの来日時に「デジタル未来構想」を表明。インフラ構築、デジタルトレーニングの提供、パートナー支援などの分野で2024年までに総額1000億円規模の投資を日本で実施するとしていた。

 千葉県印西市は、地盤の強固さや交通アクセス性の観点から、データセンターの開設が相次いでいるエリア。Googleの新データセンターでは、平均より高い温度でも稼働できる設備を導入し、冷却システムにのエネルギー消費を節減。また寒冷期には外気温を利用した冷却システムも活用する。

 なおGoogleでは2007年に事業運営でのカーボンニュートラルを達成。2017年からはエネルギー使用量の100%を再生可能エネルギーとしている。また2030年までには電力供給を脱酸素化するのが目標。