週刊データセンターWatch:

HOTnet、「S.T.E.P 札幌データセンター」を再エネ電力100%での運用体制に

 北海道総合通信網株式会社(HOTnet)は4月から、「S.T.E.P 札幌データセンター」において、実質再生可能エネルギー100%の電力による運営を開始した。

 HOTnetでは脱炭素化社会の実現に向けて、データセンターのサーバー冷却効率向上など、CO2削減の取り組みを進めていた。今回、北海道電力株式会社が提供する電力供給プラン「カーボンF プラン」を新たに契約。「S.T.E.P 札幌データセンター」で使用する電力の100%を、実質的に再生可能エネルギーへ転換することとなった。

 再生可能エネルギー転換により、電力使用に伴うCO2の排出量は実質ゼロとなり、年間約2000トンの排出量削減が見込まれる。

 「S.T.E.P 札幌データセンター」は札幌市の都心部にほど近いエリアに立地。海岸線からの距離が20km以上、海抜約50m、地盤液状化の可能性が極めて低い等、災害リスクが軽微である点を特徴とする。