MCデジタル・リアルティの印西データセンターでBBバックボーンの相互接続サービス「BBB Spectrumサービス」が利用可能に

　ビー・ビー・バックボーン株式会社（BBバックボーン）とMCデジタル・リアルティ株式会社は、中長距離波長貸し伝送サービスの提供に向けて、協業することを発表した。MCデジタル・リアルティの印西データセンターと都内主要データセンターの間で、テラビット級の相互接続サービスが利用可能になる。

「BBB Spectrumサービス」の提供エリア

　BBバックボーンでは、100Gbps超の広帯域でデータセンター間を相互接続する波長貸し伝送サービス「BBB Spectrumサービス」を2021年3月に開始。以来、東京都内の大手町、品川、豊洲などで同サービスを提供してきた。

　今回の協業により、「BBB Spectrumサービス」の接続先が千葉県印西エリアにも拡張することとなる。具体的には、MCデジタル・リアルティの「MCDR NRT10データセンター」へと接続される予定で、400Gbps/800Gbps規格にもいち早く対応するとしている。

　印西エリアには、MCデジタル・リアルティの他にも多くのデータセンター事業者が進出している。ただし都心との距離が50km以上あるため、ダークファイバーや広帯域専用線による相互接続のコストが高価だった。しかし「BBB Spectrumサービス」であれば、半分以下のコストでテラビット級の相互接続が利用できるという。