週刊データセンターWatch:

NTT Comのデータセンターで電力メニュー拡充。NTT AE供給の再エネが利用できるように

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)とNTTアノードエナジー株式会社(NTT AE)は、データセンターにおいて再生可能エネルギーを選択できる電力メニューの提供を開始した。

再生エネルギー供給体制のイメージ

 地球温暖化対策としての脱炭素がますます重要となる中、データセンターの稼働においても再生可能エネルギーの必要性が高まっている。NTTグループ全体では、2030年度までに温室効果ガス排出量80%削減、2040年のカーボンニュートラル達成を目標に掲げ、さまざまな施策を実施しているが、データセンターを利用する顧客企業の脱炭素ニーズにも応えるべきとの狙いから、新サービスを開始するという。

 NTT AEは再生可能エネルギーの供給を担当。NTT Comの横浜第1データセンター、埼玉第1データセンター、東京第5データセンター、東京第8データセンター、東京第11データセンターを利用するユーザーが使用電力を選べる。非化石証書を用いた実質再エネのほか、新規発電所から直接再エネの供給を受けることも可能。

 今後も再エネ利用が可能なデータセンターを拡大していく。また2023年度中には、NTT Comが提供するクラウドサービスの全拠点で、NTT AEによる再エネ提供をスタートさせる計画。