週刊データセンターWatch:

デジタルエッジが大阪で新データセンター「OSA1」開設、2022年1月運用開始

 シンガポールを本拠とするDigital Edge(デジタルエッジ)は、大阪市中央区で新たにデータセンターを開設すると発表した。2021年4月に着工しており、2022年1月4日より運用を開始する予定。

 今回発表されたデータセンター「OSA1」は、デジタルエッジとしては初めての自社で設計構築を行った。また着工から運用開始まで約8カ月という比較的短い期間で開設させるのも特徴という。投資規模は122億円。

 OSA1は、京阪神ビルディング株式会社が開発したデータセンター専用ビル内に設置される。関西圏のデータセンター集積地である堂島地区から近距離に位置し、リテール(小売り)向けコロケーションなどの需要に応えられるとしている。

 収容規模は最大2600ラック、IT電力14MWを供給する。またデジタルエッジが東京ですでに運用している「TYO1」「TYO2」「TYO3」ともシームレスにネットワーク接続できる環境を整える。

 今後デジタルエッジでは、OSA1を展開する大阪に続き、日本国内の複数都市圏へ積極的に展開する方針。