週刊データセンターWatch:

Colt、国内4カ所目のデータセンターを京阪奈エリアで着工。2023年初旬稼働

 Coltデータセンターサービスは、日本国内で4カ所目となるハイパースケールデータセンターの建設開始を発表した。「けいはんな学術研究都市(関西文化学術研究都市)」に立地し、サービスの提供開始時期は2023年初旬を予定している。

 新データセンターは面積4万2000平方メートル、電力量45MWの大規模施設。ハイパースケール事業者のビジネス拡大に伴う需要増や、2011年の東日本大震災発生以降により高まっている地理的分散性などの観点から、大阪付近での着工に至ったとしている。また環境面への配慮から、最新の冷却技術の導入を計画している。

 Coltでは、2021年7月に三井物産およびフィデリティ・インベストメンツとの間で合弁事業に関する契約を締結しており、京阪奈データセンターの建設着手はその一環であるという。

 新データセンターの建設予定地は、研究開発活動を目的とするけいはんな学術研究都市内のため、当初はデータセンター事業者による土地購入が認められていなかったものの、京都府からの支援・協力を得たことにより、取得が実現したとColtは説明している。