週刊データセンターWatch:

キヤノンITS、主要パブリッククラウドへの専用線接続サービスを提供開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は、西東京および沖縄のデータセンターにおいて、パブリッククラウドへ専用線で接続するサービスの提供を開始した。月額利用料は1回線あたり7万5000円から(税別)。また初期導入費が別途かかる。

接続サービスの構成図

 近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴って、クラウドの利用が広がっているが、ユーザー側企業にとっては既存システムといかに接続させるかが課題となっている。

 既存システムの安定性を維持しながらクラウドへ接続するには、両サービスを専用線で結ぶのが理想的だが、コスト負担はもちろん、維持管理に必要な人員の確保についても考慮しなければならない。

 そこでキヤノンITSでは、主要なパブリッククラウドへの専用線接続を行うための“クラウド接続サービス”を提供することとした。西東京および沖縄データセンター、クラウドサービス「SOLTAGE」の利用者向けに提供される。

 接続サービスは専用線の冗長構成に加え、インターネットVPNの併用によって高信頼性を確保。またルーターなどの機器を新たに手配することなく、短期間で利用を開始できるとしている。