週刊データセンターWatch:

アドビ、「Adobe Experience Manager as a Cloud Service」の日本国内データセンターが稼働

 アドビ株式会社は、デジタルエクスペリエンス管理ソリューション「Adobe Experience Manager as a Cloud Service」のデータセンターを日本国内に開設したと発表した。北米での2拠点、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)での2拠点、オーストラリアに次ぐ6拠点目の施設。

 「Adobe Experience Manager as a Cloud Service」の日本国内提供がスタートしたのは2020年1月。アドビ製品のうち、顧客のデジタル体験を管理・分析する「Adobe Experience Cloud」に属する製品で、コンテンツ管理(CMS)、デジタル資産管理(DAM)、デジタルサイネージ管理などが統合的に行える。

 また、クラウドサービスとして提供されるのも大きな特徴。継続的なアップデートにより常に最新のサービスを利用できるほか、需給に合わせて柔軟に利用サービスを調整可能で、冗長性にも優れるとアドビは説明する。

 国内データセンターの稼働開始により、日本国内で「Adobe Experience Manager as a Cloud Service」を利用している企業ではコンテンツ編集などのパフォーマンスが向上するとしている。また、機密情報保持などの都合上、国内でデータを保存・管理したい企業でもサービス利用が可能になる。