週刊データセンターWatch:

キヤノンITソリューションズとアット東京、データセンターの相互接続を開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社と株式会社アット東京は、両社データセンター間の相互接続を2021年1月より開始すると発表した。

キヤノンITソリューションズ、アット東京の相互接続サービスイメージ

 キヤノンITソリューションズは複合機やカメラで知られるキヤノンのグループ会社で、システム開発やITインフラ事業などを幅広く手がける。対するアット東京はデータセンター事業を専門的に手がける企業で、セコム株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社、株式会社インテックが出資している。

 今回の接続により、アット東京の相互接続プラットフォーム「ATBeX」を介し、より柔軟なネットワーク利用が可能となる。キヤノンITSのデータセンター利用者がATBexを通じてパブリッククラウドに接続したり、またアット東京の利用者がキヤノンITSのクラウドサービス「SOLTAGE」に接続するといった運用が容易になる。

 両社は今回の連携をさらに深めるとしており、キヤノンITSのシステム開発力、アット東京のキャリアニュートラルな接続性を活かし、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション推進をより積極的にサポートしていくという。