週刊データセンターWatch:

ほくでん情報テクノロジー、札幌データセンターからパブリッククラウドへの閉域接続サービスを1日単位で貸出

 ほくでん情報テクノロジー株式会社は、札幌市都心部で稼働中の「H-IXデータセンター」において、パブリッククラウドへの閉域接続を短期間で導入するための新サービスを開始した。

 新サービスの名称は「H-IXクラウドPoCラボ」。これまで提供してきてきたクラウド-閉域接続サービス「H-IXクラウドエクスチェンジサービス」を、1日単位で契約できるようにした。

 昨今、自社IT設備とパブリッククラウドを組み合わせての運用を行うケースが増加しているが、セキュリティの観点からは閉域回線での接続が理想とされる。しかし導入コストが高額なだけでなく、導入までの時間がかかる問題などがあった。

 新サービスは、この問題の解消を狙った。データセンターからパブリッククラウドへの閉域接続を1日単位で利用できるため、システム開発やPoC(Proof of Concept、概念実証)などの用途に適するとしている。回線速度は10/100Mbpsの2種類で、提供はベストエフォート型。