週刊データセンターWatch:

BBIX、福岡・仙台にIX新拠点を開設。QTnetおよびTOHKnetのデータセンター内で

 ソフトバンクグループのBBIX株式会社は、福岡・仙台に新たなIX(Internet Exchange)拠点を開設し、2020年10月から両エリアで「IXコネクトサービスLite」を提供すると発表した。なお拠点開設にあたっては、株式会社QTnetおよび東北インテリジェント通信株式会社(TOHKnet)と協力した。

 BBIXでは全国各地のデータセンター事業者と協力して、IX拠点を拡大させている。今回新たに設置される「BBIX福岡センター」は、九州を地盤とするQTnetの福岡第3データセンター内に、また同様に「BBIX仙台センター」はTOHKnetの仙台中央データセンター内に設けられる。

 「IXコネクトサービスLite」の対応インターフェースは、福岡センターでは10G Ethernet/100G Ethernet。仙台センターではこの2種に加えて1G Ethernetもサポートする。また両センターとも、リンク・アグリゲーション、ルートサーバ、Private VLANなどの付加サービスを提供可能。

 BBIXでは、在宅勤務や在宅授業の普及によってインターネットトラフィックは増大が続いていると指摘。両エリアでのIX拠点新設により、現地でビジネスを展開する企業のトラフィック需要増へ対応するとともに、より低遅延・高品質なインターネット接続環境の構築に寄与するとしている。