テレビ北海道とHOTnet、プライベートクラウドを用いた映像編集システム構築で実証実験

　株式会社テレビ北海道と北海道総合通信網株式会社（HOTnet）は、プライベートクラウドを用いての4K・2K映像編集について実証実験を開始した。

　テレビ放送局における番組の編集作業は、近年のコンテンツの多様化をうけ、高速性・効率性の確保が大きな課題になっているという。今回の2社共同実験では、札幌市内にあるHOTnetの「S.T.E.P 札幌データセンター」内に専用のプライベートクラウドを構築。さらに仮想マシン上に編集関連のソフトウェア環境を用意し、テレビ北海道の本社等からリモートデスクトップでアクセス、編集作業を行う。

　拠点間の通信には、高速・低遅延なイーサネット回線を使うことで、セキュリティにも配慮。また編集コンテンツの種類などに応じて、仮想マシンのCPU、メモリー、ストレージなどを柔軟に変更させられるため、リソース効率の向上も期待される。