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ランキングで振り返る、エンタープライズ/クラウド業界動向(9~12月)

 1位はTippingPoint/ArcSight/Fortifyの3本柱で挑む日本IBMのセキュリティ関連記事。2位にはNECの自社に導入されたクラウド型ソフト開発環境の記事。4位にはPHPとRuby On RailsをベースとしたPaaSを手がけるEngine Yardの日本進出の記事が入った。

 8位には、オラクルによるビッグデータ分析ソリューションの記事がランクイン。買収したEndecaの製品をベースにしているものだが、エンジニアド・システムとの連携によってさらなる価値を発揮するとのことで、今後の展開が期待されているのかもしれない。

 10月はいよいよWindows 8搭載端末が続々とお目見え。関連する記事が1位、4位、6位に入った。

 2012年はSDN/OpenFlowに注目が集まっているが、それを補完する技術としてファブリックへの関心も高く、ブロケードのイーサネットファブリック対応スイッチ登場を報じる記事が2位にランクインしている。ブロケードでは、イーサネットへのファブリック技術適用にいち早く取り組んできたということもあり、同社の発表は注目されたようだ。

 1位はネットアップのユニファイドストレージ新製品の記事。2位に入ったSAP HANAはエンタープライズ市場において今年最も活気のあった製品の1つだろう。

 4位にはコジマにおけるタブレット端末導入の事例記事が。スマートデバイスの大量導入事例も今年は多かったが、この事例では企業への導入が先行したiPadではなく、Androidタブレットである点が特筆点だろう。

 1位にはAWSとビットアイルの自社データセンターとの接続サービス登場を報じた記事がランクインした。AWSの専用線サービスであるAWS Direct Connectを利用した同種のサービスも続々登場しており、来年はさらに各データセンター事業者とクラウド事業者との接続が進むことだろう。

(編集部)