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沖縄銀行がNECのオープン勘定系システム「BankingWeb21」を採用決定

 NECは、金融機関向けオープン勘定系システム「BankingWeb21(バンキングウェブ21)」を、沖縄銀行(本店:沖縄県那覇市、代表取締役頭取:安里昌利)から受注しました。システムの稼動開始は2014年前半の予定です。

 「BankingWeb21」はUNIXを全面的に採用しており、2003年5月に八千代銀行(本店:東京都新宿区、代表取締役頭取:酒井勲)で、国内の銀行では初となるオープン勘定系システムとして稼働しました。

 また、2010年5月には、三重銀行(本店:三重県四日市市、代表取締役頭取:種橋潤治)でシステムが稼働しており、今回の沖縄銀行は第3行目の導入となります。沖縄銀行は、昨年来の三重銀行におけるシステム稼働実績も高く評価しており、今回の採用を決定頂きました。

 このたび沖縄銀行が採用する「BankingWeb21」は、勘定系機能に加え、顧客データや取引データを多面的に分析するDWH(Data WareHouse)機能も標準装備することで営業強化や新商品開発への活用を実現するとともに、国際取引・融資関連などの各システムとの連携も容易にできる設計となっています。また、カスタマイズを極力不要とするよう、機能の標準化および強化を進めてきたものです。

 沖縄銀行は、「BankingWeb21」を自社のデータセンターで運用し、当システムと各種外部センターとの接続も行います。尚、災害バックアップシステムはNECの共同データセンターのサービスを利用し、本番システムの取引データを一定間隔で災害バックアップシステムへ伝送しておくことで、万が一の大規模災害等に備えた速やかなシステム復旧対応を実現致します。

沖縄銀行が採用した「BankingWeb21」の特長は以下のとおりです。

1.開発負担を軽減しながら、新たな商品・サービスの提供に迅速に対応
 NECグループが保守・機能強化を行うパッケージシステムであり、制度変更対応などの各銀行の共通的なシステム変更をNECグループで対応するとともに、オブジェクト指向技術の採用により、各行の新たな商品・サービスの実現に迅速に対応可能。各採用行のシステム開発負担を大幅に軽減し、リソースの戦略分野へのシフトを支援。

2.業務・サービスの継続性を強化
 NECがこれまでに構築した大規模オープンミッションクリティカルシステム(OMCS)の実績を土台として、フル・オープンプラットフォームを採用しており、機能拡充や取引量増減への柔軟な対応と、冗長化やバックアップによる業務・サービスの継続性(24時間365日サービス)を実現

3.勘定系業務に加え、営業推進・マーケティング業務への戦略的活用を実現
 従来の勘定系業務中心の機能モデルではなく、商品・サービスや顧客データを中心とした機能分散モデルを指向しており、情報系業務として顧客データや取引データを多面的に分析するDWHの機能も標準装備している。勘定系DB(Database)と情報系DBは数分で同期が取れるディレードオンラインシステムとなっており、各種データを一元管理し、利用者用の簡易なツールで鮮度の高い情報を検索・加工することが可能。データを営業強化や新商品開発など戦略的に活用できる。

 また、勘定系以外の国際取引・融資関連・インターネットバンキングなどの各システムとの接続も容易に行える。

 NECは、このたびの沖縄銀行の採用を踏まえて「BankingWeb21」事業を一層強化し、昨年より販売活動を開始したクラウドサービスとしての提供も推進していきます。

以 上

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2011/1/21 16:30