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CA、アプリ開発のテスト工程を効率化する「CA Test Data Manager」「CA TestCase Optimizer」
(2015/12/1 06:00)
CA Technologiesは11月30日、テストデータとテストケース(テスト仕様)の作成・管理を自動化することでアプリケーションのテスト工程を効率化する「CA Test Data Manager」および「CA TestCase Optimizer」の提供を開始した。両製品の日本市場への投入により、アプリケーション開発におけるテスト工程の効率化を支援するとともに、企業におけるDevOpsの実践を促進する。
CA Test Case Optimizerは、要求の収集とテストケース(テスト仕様)の分析・設計ツール。アプリケーション開発の上流工程における曖昧な要求を、ビジュアルなフローチャートで表現することにより、開発チーム全員が曖昧性を排除し、共通の認識をも持ちながら要求の理解、テストケースの設計と分析を効率的に行うことが可能になる。フローチャート化された要求モデルから自動テストを生成でき、要求からテストまでが分断されることがなくなり、テストの効率と品質を高める。
業務分析ツールやテストツール、汎用ドキュメント(Microsoft Excel、Visio、Wordなど)をインポートし、要件・テストケースの分析が可能。最小の労力で最大限のテストを行うためのテスト網羅性の分析・最適化、テストに要するコストや時間の分析、Seleniumやhp Quality Center、IBM Rational Functional Testerといったテストツールのテストスクリプトを生成する機能を備える。
CA Test Data Managerは、アプリケーションのテスト工程で利用するテスト用のデータを生成・管理するツール。本番稼働中のデータを利用し、個人情報など機密性の高い情報を短時間でマスキングし、テストに必要となるより現実環境に近いデータを自動生成する。新規アプリケーションの開発や例外処理系のテストなど、既存のデータをカスタマイズしてテストデータを生成するだけでは不十分な局面において、テストマッチ機能により、テストすべき項目と現在保有中のテストデータの関係を分析し、テストに足りないデータを生成できる。
データベース(Oracle、Microsoft SQL Server、IBM DB2、MySQL、VSAM/ISAMなど)からデータをインポートし、データ間の構造・関連の分析が可能。個人情報など機密性の高いデータを他のデータに置き換えるマスキングについては、7億7千万件を約8分と短時間での処理が可能となっている。