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企業向けメッセンジャー「direct」、外部ユーザーを招待できるゲストモードを提供

サポートセンターでの顧客サポートなどで利用可能

 株式会社L is Bは21日、企業専用の業務メッセンジャー「direct(ダイレクト)」において、外部のユーザーをゲストとして招待できる有償オプション「ゲストモード」を提供開始した。サポートセンターでの顧客サポートや学習塾での保護者連絡、介護施設で入居者の家族への連絡などで利用できるという。

 「direct」は、コンシューマ向けのLINEに似たインターフェイスを持つ、社内利用に特化したメッセンジャー。個別/グループチャット機能を提供。あて先やタイトルを入力することなく、連絡先リストから選択してそのままメッセージを送信可能なため、報告や連絡などに気軽に活用できるという。

 企業の業務で利用するdirectでは、グループ全員が連絡先をすべて把握できる仕組みのため、例えば顧客をdirectのチャットに招待する、といったことができなかった。しかしゲストモードを利用すると、外部のユーザーをゲストとして招待可能になっている。

 ゲストとして招待されたユーザーは管理者や通常ユーザーとはトークできるが、ほかのゲストユーザーの存在は見えず、ゲストユーザー間でのコミュニケーションはできない。このため、営業担当者など企業側のユーザーが顧客を招待すると、企業側ユーザーと顧客が、ホットライン(1対1)のような関係でつながることができる。

 また、すべてのユーザーに対してメッセージを同時送信できる一斉配信機能も備わっているので、1対多数で告知などを行えるとのこと。

 ゲストモードの価格は、最大100名が利用できる「G100」プランで月額3万円から。別途、directの料金が必要となる。

石井 一志