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住電情報のWebワークフロー「楽々WorkflowII Ver.7.1」、管理者の操作も記録可能に

 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は14日、Webワークフローシステム「楽々 WorkflowII(らくらくワークフロー・ツー)」の新版「同 Ver.7.1」を発表した。同日より販売を開始している。

 Webワークフローシステム「楽々WorkflowII」は、企業内での申請・承認・決裁のワークフローを電子化し、業務の見える化を実現するソフトウェア。今回の新版では、旅費精算、見積書、購入依頼など、任意の明細行を含む申請画面を簡単に作成できるようにした。従来は、行数を追加できる一覧入力形式の申請書を作成するためには、別オプション「楽々Workflow II画面作成オプション」を購入し、設定ファイルを編集する必要があったが、今回より、追加オプションがなくても、Webブラウザ上の画面操作だけで作成できるようになった。

 一覧入力形式は、画面上に複数配置することもでき、複雑な画面構成にも対応。申請入力時には、利用者が必要に応じて一覧入力の明細行を追加でき、例えば、初期表示で5行の明細が表示されている画面において、明細行を追加し、10件、20件の明細の入力を行えるとしている。

 また、管理者が操作したフォルダ設定やユーザー設定、グループ設定などの操作内容を記録できるようにした。以前から記録の対象だった、申請業務の中で行われた文書編集の操作に加えて、管理者の操作を記録可能にしたことで、企業の内部統制強化を実現している。

 さらに、承認・決裁済みの申請に対し、経路を追加して通知・回覧できるようにした。重要な情報を、承認経路に入っていない関係者に対して周知したり、文書の回覧を受けた上長が部門内に展開したり、といったことが可能になるため、社内の情報共有に役立つとしている。

 1CPUあたりのパッケージライセンス価格(税別)は、Linux版・Windows版が各250万円、UNIX版が350万円。「楽々Framework3」「楽々FrameworkII」購入済み、または同時購入の企業に向けた割引価格も設定されている。

石井 一志