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NEC、仮想化システム運用に適した無停止型サーバー新製品

 日本電気株式会社(NEC)は13日、CPUやメモリなど主要なハードウェアをすべて二重化した無停止型サーバー「Express 5800/ftサーバ」の新製品2機種の販売を開始した。

Express5800/R320e-M4

 新製品は、最大12コアのCPU「Intel Xeonプロセッサ E5-2670v3」を最大2個搭載し、処理速度を従来機比20%向上。16GbpsのFCや12GbpsのSASの対応により、外部ストレージへの転送速度を従来機比最大2倍に高速化した。これらにより、サーバー1台当たりの運用可能な仮想サーバー数を従来機比1.2倍に拡大し、設置スペースや運用コストの削減を実現する。

 冷却設計の最適化により、動作環境温度を従来モデルより5℃緩和し、40℃環境での動作保証を実現。これにより、40℃環境に対応した他の機器と組み合わせることで、データセンターの空調設備など、施設全体の設定温度の上昇を可能にし、省電力化に貢献する。

 また、新製品はバックアップ装置接続用のUSBポートを搭載することで、テープ媒体より安価で、持ち運び可能なRDXへのバックアップも可能にし、ユーザーの個別ニーズに合わせた最適な選択を実現した。

 製品ラインナップと価格(税別)は、「Express5800/R320e-M4」が305万6000円から、「Express5800/R320e-E4」が236万9000円から。出荷日はいずれも10月23日。

三柳 英樹