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M-SOL、「kintone」と連携したPepper向け動作設定クラウドサービス

「簡単操作であなただけのPepper動作を」

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)の100%子会社、M-SOLUTIONS株式会社(以下、M-SOL)は29日、サイボウズ株式会社の業務アプリクラウド「kintone」と連携したPepper向け動作設定クラウドサービス「Smart at robo for Pepper」を、同日より提供開始すると発表した。

 ソフトバンクロボティクスとAldebaranが共同開発した人型パーソナルロボット「Pepper」は、受付やセミナー・イベント案内、店頭スタッフといった接客業務でも活用が始まっているが、「Pepper」への動作要求は、専用のプログラミングソフトウェア「Choregraphe(コレグラフ)」上での開発が必要になる。

 今回発表された「Smart at robo for Pepper」は、kintoneとChoregrapheを連携することにより、複雑になりがちなロボットの動作開発を効率化し、自由自在に動作設定を行えるようにするサービス。セリフを入力フォームに登録して、動作指定アイコンを選択し、胸のディスプレイに表示する動画や画像を指定するだけで、Pepperに意図した動作を指定できるようになる。

 具体的には、時間指定、センサー指定、択一指定、会話入力の区分でPepperのセリフや動作を設定可能。また、頭や両手のセンサーを用いたり、人検知、属性情報、アンケート結果をkintoneにリアルタイムに保存し、一覧表示やグラフ表示したりすることもできる。

 価格は1台あたり月額3万8000円で、初期インストール・設置の支援作業を行う初期設置サポートが1台あたり20万円。またオプションの、個別動作の作成や設定の追加をする「個別 動作カスタマイズ」が1動作50万円から、Pepper導入コンサルティングが100万円~150万円、個別アプリコンテンツ作成が300万円~500万円。

石井 一志