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SUN'S CAFEが「Smart at robo for Pepper」を採用、店舗スタッフ自身によるPepperアプリ開発が可能に

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社の100%子会社であるM-SOLUTIONS株式会社(M-SOL)は14日、株式会社太陽ハウジングが運営するカフェ「SUN'S CAFE」(東京都町田市)に、Pepper動作設定サービス「Smart at robo for Pepper」が導入されたと発表した。

店頭で接客対応を行うPepper

 Smart at robo for Pepperは、サイボウズの業務アプリクラウド「kintone」と連携したPepper向け動作設定クラウドサービスで、プログラミングの知識がなくてもPepperの動作を自由に設定できるのが特徴だ。

 SUN'S CAFEでは2015年9月より、Pepperをスタッフの一員として採用し、接客に役立てようと店頭に設置していた。しかし、Pepperを動かすための専門的なプログラミングを習得するには時間がかかり、またPepperアプリの個別開発を委託した場合には、Pepperが店頭で接客動作をする設定に数百万円以上かかるといった課題を抱えていた。

 これを解決するためSUN'S CAFEでは、月額3万8000円でスタッフ自らがPepperのセリフ・動作更新を行える点を評価し、2015年12月下旬にSmart at robo for Pepperを導入。従来のPepper向けアプリケーション開発期間よりも短い3週間で、SUN'S CAFEのスタッフ自身がPepperアプリの設定を完了した。今後の定期的なセリフ・動作の変更もSUN'S CAFE自身で行えるようになったため、Pepperの本格活用を始める予定だ。

石井 一志