ニュース

KDDI、クラウド基盤サービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス」の機能拡充

 KDDI株式会社は29日、法人向けクラウド基盤サービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス」(KCPS)の機能拡充を発表した。

 利用者向けカスタマーコントローラー「Admin Console」については、システム構成図を自動作成するフォーメーション機能を拡充。利用者がKCPS上に構築した仮想サーバーのシステム構成図をリアルタイムで自動生成し、見える化を実現。「KDDI Business ID」を持つユーザー間での共有や、ファイル出力による「KDDI Business ID」を持たないユーザーとの共有も可能。提供開始は8月8日。

 また、KCPSのオプションである拡張ロードバランサーを拡充。A10ネットワークスの「vThunder ADC」を月額課金モデルで提供する。KDDIによれば、同製品の月額課金モデルでの提供は国内クラウド事業者で初めて。これにより、従来提供してきたレイヤ7ロードバランシングやSSLオフロードに加えて、広域負荷分散(GSLB)やDDoS防御機能も利用できる。提供開始は7月30日。

 利用料金は、Admin Consoleのフォーメーション機能は追加費用なし。ロードバランサーは従来と同様の価格で、参考価格はトラフィック制限帯域300Mbpsベストエフォートの場合で月額6万8000円、1Gbpsベストエフォートの場合で月額9万5000円。

三柳 英樹