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国内クラウド向けサーバー市場予測、2019年の出荷台数は12万3200台、出荷額は736億1000万円に~IDC Japan調査
(2015/7/9 06:00)
IDC Japan株式会社は8日、国内クラウド向けサーバー市場の予測を発表した。2019年の国内クラウドサーバー市場は、出荷台数は2014年の約1.4倍の12万3200台、出荷額は2014年の約1.6倍の736億1000万円になると予測している。
IDC Japanでは、クラウドサービス提供用のIT基盤を構築するために出荷されたサーバーハードウェアを「クラウド向けサーバー」として、2014年の出荷台数と出荷額を試算。これに基づき、2019年までの市場予測を行った。
2014年の国内クラウド向けサーバー市場は、出荷台数が国内サーバー市場全体57万台の15.4%にあたる8万8300台、出荷金額が同4697億円の9.8%にあたる461億9100万円となった。出荷台数の内訳は、プライベートクラウド向けサーバーが27.0%、パブリッククラウド向けサーバーが73.0%。出荷額の内訳は、プライベートクラウド向けが46.7%、パブリッククラウド向けサーバーが53.3%。
2014年~2019年の年間平均成長率は、出荷台数が6.9%、出荷金額が9.8%となり、2019年には出荷台数が12万3200台、出荷金額が736億1000万円になると予測している。2019年の国内クラウド向けサーバーの内訳は、プライベートクラウド向けサーバーの出荷台数が
28.4%、出荷額が49.0%、パブリッククラウド向けサーバーの出荷台数が71.6%、出荷額が51.0%。
IDC Japanサーバーグループマネージャーの福冨里志氏は、「国内サーバー市場は成熟市場である。成熟市場でビジネスを成長させるためには他社のシェアを奪取する必要がある。シェアを奪取する上では、自社が提供する製品やサービスの競争が可能な有効市場をできる限り正確に捕捉した上で戦略/戦術を練る必要がある」とコメントしている。