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アステリア、エンタープライズ向けのノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」を9月から提供
2025年6月30日 09:30
アステリア株式会社は26日、ノーコードモバイルアプリ作成ツール「Platio」ブランドの新製品として、エンタープライズ向けのノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」を9月に提供開始すると発表した。
アステリアでは、企業や行政機関が積極的なDX推進に取り組む一方、開発現場はシステムが複雑化する中でのエンジニア不足に悩まされていると説明。また、IT予算の大部分が保守や運用に割り当てられ、新たな価値を創出する新規サービスの迅速な立ち上がりが難しいことから、アプリやシステムをスピーディかつ柔軟に開発可能なプラットフォームへのニーズが高まっているという。
そこでアステリアは、Platioブランドの新製品として、ノーコードで直感的に扱えるUIに加えて、システム開発における「スピード・柔軟性・セキュリティ・拡張性」を高次元で実現する機能を兼ね備えた、Platio Canvasを提供するとしている。
Platio Canvasは、アプリをノーコードでスピーディーに構築でき、iOS、Android、Webアプリの同時開発を実現し、OSやプラットフォームごとの個別対応が不要。多種多様なコンポーネント設計と画面構成により、複雑な業務用件に応じたカスタマイズが可能で、ブランドイメージに合わせた意匠性の高いトップ画面やUIカスタマイズ、デザインを実現する。
また、大規模開発を可能にする安全性とスケーラビリティを備え、行政やエンタープライズ案件で求められる要件にも適応する。
Platio Canvasは、社内業務の効率化から、BtoBやBtoC向けのアプリ開発まで幅広く対応し、大企業におけるDX推進にも貢献する、エンタープライズ向けのノーコードアプリ開発プラットフォームとして展開していくと説明。さらに、ノーコード連携ツール「ASTERIA Warp」との連携強化により、アプリ開発とシステム連携をワンストップで実現する統合プラットフォームへ進化。基幹系やクラウドとのリアルタイム接続を拡充し、部門横断的な業務改革や業種別ソリューションにも対応する、柔軟かつ強固なDX基盤の提供を目指すとしている。
Platio Canvasの提供開始予定日は9月下旬。標準価格は月額20万円(税別)から。