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アクティブ・ラーニングを支援する学修分析、京セラ丸善「BookLooper」に新機能
(2015/5/20 13:00)
京セラ丸善システムインテグレーション株式会社(以下、京セラ丸善)は19日、大学のアクティブ・ラーニングを支援する学修分析サービス「BookLooper kizuki(以下、kizuki)」を発表した。5月から提供を開始する。
先生や学生、学生同士など双方向型の授業により、主体性を持った学生を育もうとする動きは「アクティブ・ラーニング」として、各大学ともに導入に注力している。そのためにはICTを活用した教職員による学生の支援、その効果検証、改善のサイクルが有効となる。
京セラ丸善はこれまで、大学のICT活用を推進する電子書籍ソリューション「BookLooper」を提供してきた。今回はその分析サービスとなるkizukiを発売する。
kizukiは学生の学修状況を可視化し、よりよい学びの提供へつなげるアクティブ・ラーニングを支援する学修分析サービス。学生が利用した電子教科書や電子教材のログ(学修履歴)を収集・集計・可視化し、大学側で閲覧・分析することで、講義内容の変更や具体的な学修を支援する。
定期的に電子教科書の利用状況をレポーティングツールへ表示でき、大学側が集計・グラフ作成する手間はなく、すぐに学修改善に取り組めるのが特長。また、導入1年目は学修状況を可視化し、2年目以降は1年間蓄積したデータと学内にある学生情報(入試情報やGPAなど)と掛け合わせた深い分析を実施するなど、個人に合わせた学修支援に向けて段階的にデータ活用していくことが可能という。
なお、BookLooperは電子コンテンツにメモやマーカーなどの学修支援機能を持つマルチデバイス対応の電子教科書・講義資料配信サービス。授業中・授業外を問わず、学生が利用した際のページめくりやブックマーク・マーカー付与などの操作ログを収集する。また、さまざまなデバイスでオフライン時も利用できるため、学生のライフスタイルに合った学修が可能となる。
京セラ丸善は、今後も学生サービスの向上、アクティブ・ラーニングの実現に向け、大学と学生を継続的に支援する考え。kizukiについては、2015年5月20日~22日に東京ビッグサイトで開催される「第6回 教育ITソリューションEXPO」京セラ丸善ブースで展示する。