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SansanがEight事業のデータ分析を加速、RedshiftとFlyDataを採用
(2014/7/9 15:15)
Sansan株式会社が名刺管理アプリ「Eight」事業において、クラウド型データウェアハウス「Amazon Redshift」と、社内外のデータをRedshiftへ継続的にアップロードする「FlyData」を採用した。FlyData株式会社が9日、発表した。
個人向けの名刺管理アプリ「Eight」は、現在約60万人が利用し、2000万枚を超える名刺情報が管理されている。そこで必要となるのが刻々と変化するビジネス環境において、今何が起こっているのかを把握し、必要な対策を即時実行すること。同社のEight事業部ではこれまで、RDBMSを使ってデータを収集し、事業指標の分析を日々行っていた。ところが、ユーザー数の急増に伴い、レポート作成に膨大な時間がかかり、定時に提出できないという課題に直面していた。
Eightはそのサービス基盤にAWSを利用しているが、課題となるデータ集計にもAmazon Redshiftの活用を検討。RDBMSに格納されたデータをRedshiftへ継続的にアップロードするため、FlyDataを組み合わせたデータ集計ソリューションの構築に踏み切った。
Eight事業部 開発統括責任者 宍倉功一氏によると「これまで10時間半かかっていたデータ収集からレポート作成までの時間を、わずか1分に短縮。日次で発行していたレポートをほぼリアルタイムで確認できるようになった。今では社内に大型モニターを設置し、事業指標ダッシュボードを全社員に告知できるようになり、足下のビジネスを確認しながら次のアクションを取ることが可能に。今後はデータをより詳細に分析し、新たなビジネス展開につなげるように考えている」という。