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日本HP、Windows 8タブレット「ElitePad 900」でクレジット決済可能に

HP ElitePad 900

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)、株式会社エスキュービズム、株式会社フライトシステムコンサルティング(フライトシステム)は22日、法人向けWindows 8タブレット「HP ElitePad 900」を活用したモバイルクレジット決済システムを共同で構築すると発表した。サービス提供時期は2013年中を予定する。

 開発するのは、エスキュービズムが開発するタブレット向けPOSシステム「EC-Orange POS」と、フライトシステムが開発するクレジット決済ソリューション「ペイメント・マイスター」を、HP ElitePad 900と磁気カードリーダーとバーコードスキャナーを搭載した装着型「HP ElitePad 900リテールジャケット」に連携させたもの。

 接客から精算、クレジットカード決済まで一貫したモバイル決済が、リテールジャケットを装着したHP ElitePad 900だけで可能となり、店頭、外出先、イベント会場など場所を問わずシームレスに活用可能となる。

 Windows 8対応のEC-Orange POSとの連携で商品登録から会計までのPOS機能だけでなく、多店舗在庫管理や顧客管理などの幅広い機能がタブレットのみで利用可能。Windows上で構築している既存の基幹システムやアプリケーションとの連携もスムーズに行えるのもメリット。さらに、Windows 8の新しいUIが持つ高いデザイン性を生かした簡単な操作性を実現するとしている。

 セキュリティ面では、リテールジャケットを装着することで、読み取ったその場でクレジットカード情報を暗号化できる。また、端末内にはクレジットカード情報を一切残さず、高いセキュリティを担保する。

 クレジット決済センターは、三菱UFJニコスへの接続を予定している。

川島 弘之