ニュース

ウイングアーク、BIコンサルティングサービスを強化~社内への定着なども支援

 ウイングアーク株式会社は13日、顧客企業のBI導入を支援する「BIコンサルティングサービス」のサービスメニューを拡充したと発表した。

 企業のビジネスに役立つデータの種類、量の広がりとともに、それらのデータの
活用方法や、活用を実現するための技術に期待が高まる一方で、BI製品を導入
したとしても、導入当初に想定していた目的を実現できない、明確な効果が出せない、
導入や運用に必要となる人的リソースの確保が難しい、といった課題により、
BIプロジェクトの推進が難しい場合も少なくありません。

 従来、ウイングアークが提供してきた「BIコンサルティングサービス」では、「Dr. Sum EA」「MotionBoard」といった自社のBI関連製品の導入・運用を支援するとともに、製品自体の導入のみならず、業務要件を理解した上で、「情報活用」に関するコンサルティングを行ってきた。

 今回はさらに、エンドユーザー企業のBI導入に際し、蓄積されたデータをどのように業務に活用すればよいのか、またどのように社内に定着させ展開すればよいのかといった点について、顧客とともに解決することを目的に、メニューの整備・拡充を行ったという。

 具体的には、顧客企業が持つあいまいなニーズを、業務知識・システム知識のあるBIコンサルタントが、要件定義を通じて明確にする「BI要件定義支援サービス」を提供。BIプロジェクトの中で難しい部分である、ゴールと手段の設定を支援する。

 また、Dr.Sum EAやMotionBoardを中心に、BIに特化したコンサルティングとシステム構築を一気通貫で提供する「BIシステム構築支援サービス」を提供。さらに「BI運用支援サービス」として、BI製品の運用におけるゴールの設定から解決策の提示まで、情報活用から確実な業務改善効果を得るためのコンサルティングを行う「運用支援サービス」と、導入後のPDCAサイクルを円滑に回すための「定着化・情報活用促進支援サービス」の両メニューを用意した。

 このほか、インストールやカスタムトレーニング、マイグレーションなど、新たな製品導入時、あるいはすでに使用している製品のバージョンアップ時に必要な作業をコンサルタントがサポートする「製品導入支援サービス」、短期間で導入可能にする「情活テンプレート for ERP」といったサービスもラインアップするとのこと。

(石井 一志)