NTTデータ イントラマート、ソーシャル機能などを強化したシステム構築基盤「intra-mart Accel Platform」


 株式会社NTTデータ イントラマートは3日、システム構築基盤の新版「intra-mart Accel Platform」を発表した。10月1日よりすでに提供開始されている。

 intra-mart Accel Platformは、同社が提供するアプリケーション統合基盤の最新版。企業のビジネスにおいてさらなる利益拡大に貢献するため、さまざまな機能強化を図ったという。

 具体的にはまず、Twitterライクなタイムラインを持つコラボレーション機能「IMBox」を強化。ユーザーインターフェース(UI)を一新し、HTML5に標準対応したほか、jQueryをベースにしたUIコンポーネントを多数用意しているので、画面操作のナビゲートや操作ミスした場合のアラートの発信など、動的な画面パーツの開発が可能になる。また、データベース上のデータを用いて表やグラフを作成できるツール「ViewCreator」において、Hadoopから出力されたデータを取り込めるようになるため、ビッグデータのリアルタイム解析が可能になるとしている。

 さらに、業務改善・効率化につながる基盤としての活用を目指し、簡易画面作成ツール「IM-FormaDesigner」と、Accel Platformに標準搭載のワークフローモジュール「IM-Workflow」を統合したBPM製品「IM-BIS(Business Integration Suite)」が新たに登場した。IM-FormaDesignerで作成した画面をIM-Workflowの各タスクに組み込み、既存システムとDataMapperツールで接続することにより、外部システムとのデータ連携を可能にする。あわせて、標準のBAM(Business ActivityMonitoring)機能により、タスクごとに費やされる処理時間が分析できることから、ビジネスプロセスのボトルネックの改善が行えるとした。

 加えて、追加機能をモジュール単位で増設できるようになったため、柔軟なシステムの拡張や新機能の取り込みに対応。マルチテナント、複数タイムゾーンや多言語、クラウドとオンプレミスの連携なども新たにサポートし、全社共通基盤に必要な拡張性・柔軟性が強化されている。

 参考価格は、スタンダード版がCPUごとに100万円、アドバンスト版が180万円、エンタープライズ版が320万円。NTTデータ イントラマートでは、初年度に500ライセンスの販売を目標としている。

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(石井 一志)
2012/10/3 16:24