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イントラマート、会計・人事業務を支援するアプリケーション「intra-mart Accel Kaiden!」

 株式会社NTTデータ イントラマート(イントラマート)は27日、会計・人事領域の業務をサポートするアプリケーション「intra-mart Accel Kaiden!」を発表した。システム基盤/PaaS製品「intra-mart Accel Platform(iAP)」上で動作する製品で、スミセイ情報システム株式会社を開発元としたアプリケーションとして提供され、自社のクラウドサービス「Accel-Mart」にも対応する予定

 「intra-mart Accel Kaiden!」は、経費・旅費精算/人事・総務ワークフローを活用し、会計・人事領域の業務をサポートするソフトウェア。2700社を超える実績を持つシステム基盤「intra-mart」のワークフロー導入ノウハウをもとに開発されており、経理の経費・旅費精算業務から、人事・総務の各種申請・承認、勤務管理までを行えるという。

 経費・旅費精算/勤怠管理業務については、必要情報の入力のしやすさを追求したほか、交通機関の経路探索サービスなどとの連携機能、外出中の承認を可能にしたモバイル対応などにより、入力や承認を迅速に行える。承認後には、仕訳データの自動生成により会計システムへのデータ連携も容易に実行でき、経理部門のチェック業務が大幅に削減できるとした。

 また、これまでのシステム導入案件の中で、大企業の厳しいコンプライアンスに役立ってきた機能を標準搭載。例えば、経費面では会計基準や税法、勤怠面では三六協定や労働基準法などを順守できる。さらに、経費情報や勤怠情報などのワークフローの情報を集約してレポート化できるため、業務改善も役立つとのこと。

 なお、「intra-mart Accel Kaiden!」をはじめとするintra-martのアプリケーションシリーズは、システム基盤のiAP上で動作するため、ユーザー管理や権限管理、ポータル、ワークフローなどを共通化でき、一貫性のある統一されたユーザーインターフェイス、各アプリケーションの相互連携が特徴。今後もこのシリーズを拡充し、顧客のビジネスを支援するアプリケーションを取りそろえるほか、パートナーとの連携のもと、自社のクラウドサービス「Accel-Mart」でも提供するとしている。

 価格は、コアモジュールが1CPUあたり100万円、経費・旅費機能が1CPUあたり200万円で、別途intra-mart Accel Platformが必要となる。また勤務管理機能については2014年度に提供される予定。NTTデータ イントラマートでは、初年度で50社の導入を目指している。

石井 一志