インターコム、各種台帳機能を改良した運用管理ソフト「MaLion 3」新版
株式会社インターコムは7日、企業の情報漏えい対策とIT資産管理を支援する運用管理ソフト「MaLion 3」の新版「Ver.3.40」を発表した。17日より販売する。
新版では、ソフトウェア資産管理(SAM)の具体的な運用方法を示した「SAMユーザーズガイド」(JIPDECが策定)に則り、組織のSAM運用を支援する各種台帳機能の改良を行うなど、さまざまな機能強化を行った。
具体的には、新たにソフトウェアの導入から廃棄までのライフサイクルをすべて管理する「導入ソフトウェア履歴台帳」を搭載。ソフトウェア単位で利用総数などを一元管理できるようにした。そのほか、マスターディスクや使用許諾書などライセンス関連部材の管理に有効な「ライセンス関連部材台帳」や、エディション・バージョン・ソフトウェア種別といったソフトウェアの識別情報のデータベースを使って、台帳への適切な情報登録を支援する「ソフトウェア辞書」などの機能を搭載した。
メイン画面 | 導入ソフトウェア台帳画面 |
加えて、SSLで暗号化されたWebアクセスやメール送受信の監視・制御に対応。vProテクノロジーによる電源オフのPCに対する遠隔操作なども実現した。
このほか、ログインユーザー単位でのセキュリティポリシー設定に対応。これまでセキュリティポリシーの最小設定単位は1PCごとだったが、1ログインユーザーごとに設定できるようになった。例えば、社内PCを社員とアルバイト従業員が共用する場合、ユーザーごとにそれぞれ異なるセキュリティポリシーを設定することが可能となる。