ニュース

丸紅アクセスソリューションズとインターコム、スマートデバイスにも対応したIT資産管理ソリューション

 丸紅アクセスソリューションズ株式会社と株式会社インターコムは20日、クライアント運用管理において協業すると発表した。その第1弾として、PC、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス、プリンタ、USBメモリなど、社内のさまざまなIT機器を一括管理するソリューションを、4月1日より提供開始する。

 このソリューションは、丸紅アクセスソリューションズのクラウド型MDM(モバイルデバイス管理)サービス「VECTANT SDM」と、インターコムのIT資産管理ツール「MaLion 3」を連携させたもの。クラウド上にある「VECTANT SDM」のサーバーと「MaLion 3」の管理サーバーをSSL通信で安全に接続し、「VECTANT SDM」が持つスマートデバイスの資産情報を、「MaLion 3」の管理サーバーに集約できるようにする。

 これによって管理者は、「MaLion 3」が直接管理するPC、プリンタ、NAS、複合機などのIT機器に加え、スマートデバイスのOSやバージョンといったインベントリ情報を、「MaLion 3」の管理画面から一括管理可能になる。

 また「VECTANT SDM」はクラウドサービスのため、既存の「MaLion 3」ユーザーは、ハードウェアやソフトウェアを追加購入することなく、インターネット接続回線があれば、すぐにMDM機能を利用開始できる点もメリットとのこと。

 なお、このソリューションの導入にあたっては、「VECTANT SDM」と「MaLion 3」をそれぞれ購入する形になる。価格は、「VECTANT SDM」が初期費用5万2500円と月額費用150円/ライセンス、「MaLion 3」が100ライセンスの場合で105万円。

 今後は、スマートデバイスへのリモートワイプ、リモートロック、パスワードリセットといった「VECTANT SDM」の機能についても、「MaLion 3」の管理画面から実行できるよう連携を強化する予定。さらに、プライベートクラウド型の「MaLion Cloud」についても、同様に「VECTANT SDM」と連携できるようにする計画だ。

(石井 一志)