神戸大学、情報教育用に富士通のスパコン「PRIMEHPC FX10」を導入


新システムが設置される神戸大学 統合研究拠点
「PRIMEHPC FX10」シングルラックモデル

 国立大学法人神戸大学は、情報教育用電子計算機システムとして富士通株式会社のスーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」の導入を決定した。同システムは「PRIMEHPC FX10」96ノードによる理論ピーク性能20テラフロップスのスーパーコンピュータを中核としたもので、8月より稼働予定。

 神戸大学は、2012年4月にシステム情報学研究科を発足し、その中に計算科学専攻を新設した。また5月15日に独立行政法人理化学研究所 計算科学研究機構と計算科学・計算機科学分野における連携協定を締結。同分野における共同研究、人材育成を通じた取り組みを開始した。

 その一環として、神戸市ポートアイランドの神戸大学 統合研究拠点に、「京」と互換性を持つ「PRIMEHPC FX10」を導入し、8月より稼働を開始する。同システムは「PRIMEHPC FX10」96ノードから構成され、ノード間は柔軟性の高い6次元メッシュ/トーラスアーキテクチャを採用したTofuインターコネクトで接続。理論ピーク性能20テラフロップスを発揮する。

 神戸大学 システム情報学研究科は、この超高速・大容量のスーパーコンピュータを大規模シミュレーション技術に生かし、自然現象や社会現象を理解・解析できる人材の育成を目指していく。

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