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SCSK、AWSのクラウドサービス活用を支援する「USiZE パブリッククラウドモデル」

 SCSK株式会社は8日、Amazon Web Services(AWS)のクラウド環境構築サービスとサポートをメニュー化した「USiZE パブリッククラウドモデル」を、同日より提供開始すると発表した。

 「USiZE パブリッククラウドモデル」は、AWSのクラウドサービスをより容易に活用できるよう支援するサービス。AWSへのクラウドサービス利用料の支払いをSCSKが代行し、「請求書払い・日本円払い」を可能にするとともに、企業のAWSアカウントにSCSKの支払い代行情報をひも付けているため、ユーザー企業はAWSサイトから直接サービスを利用できるという。

 また、契約時に月次での最大利用金額を設定可能。さらに、利用額について週1回のメール通知を行うことで、従量課金型のサービスを計画的に利用・管理できるよう支援するとした。

 サービスの導入・運用については、インテグレーションサービスやSCSKが提供する各種クラウドとの連携サービス、監視サービス、サポートサービスなどを用意するほか、Amazon EC2を用いた仮想サーバーの増減などを、GUIを用いて容易に行えるSCSKのクラウド管理ソリューション「PrimeCloud Controller USiZE/AWS edition」を、オプションサービスとして提供。これらのサービスによって、ユーザー企業が持つ社内クラウド環境(プライベートクラウド環境/仮想環境)とAWSのクラウド環境とを連携し、両クラウド環境を統合的に管理することも可能なため、効率的なクラウド環境の利用を支援できるとしている。

 価格は、サポート、アカウント管理、請求書などのサービスがAWS利用料金の10%から、PrimeCloud Controller USiZE/AWS editionは月額1万円から。インテグレーション、USiZE連携、監視の格サービスは個別見積もりとなる。

 なお「USiZE パブリッククラウドモデル」は、九州大学の「パブリッククラウド型教育用電子計算機システム」に先行して採用されているとのこと。同校では、これによって、利用額の上限を固定したAWSのクラウドサービスの利用、ならびに既存のプライベートクラウド環境とAWSのクラウド環境を連携させたハイブリッドクラウド環境の構築を実現している。