NTTデータ、ジョブ管理機能を強化した「Hinemos Ver.4.0」


Hinemos ジョブマップ画面例

 株式会社NTTデータは24日、OSSの統合運用管理ソフト新版「Hinemos Ver.4.0」を発表した。25日より提供を開始する。

 Hinemosは、システム管理とジョブ管理を備えたOSS統合運用管理ソフト。

 新版では、ジョブ管理機能を強化した。新機能の「Hinemos ジョブマップ」により、視覚的にわかりやすい画面を用いたジョブ管理を実現。ドラッグ&ドロップなどのマウス操作によるジョブネットの作成や、ジョブネットの実行状態に応じて色分けされた画面による現状把握が可能となる。これにより、複雑な依存関係を持つジョブネットを運用する際の作業効率が大幅に向上されるという。

 大量ジョブを同時実行した際の処理性能も大幅に向上。検証環境では500個のジョブを同時実行しても問題なく動作。旧版(Hinemos Ver.3.2)と比較して10倍以上の処理性能を実現した。

 また、1マネージャあたり、1000台を超えるサーバーの管理が可能となった。旧版と比較して10~20倍の対応力で、仮想化やクラウドといったIT基盤環境の導入が進む中、多数のサーバーに対する運用管理の低コスト化に貢献するという。

 さらにHinemosと管理対象サーバー間で使用する通信方式を「HTTP」に変更。NATやファイアウォールなどが導入されたシステムにも容易に適用できるようにした。また、従来版では一部機能に限定されていたIPv6対応を全機能へ拡大した。

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