「Windows 8」ロゴマーク発表、原点回帰でシンプルに
米Microsoftは17日、次期OS「Windows 8」のロゴマークを発表した。従来は4色の「旗」をモチーフとしたデザインを採用していたが、新デザインでは、タッチ操作のために設計されたWindows 8の新ユーザーインターフェイス「Metroスタイルデザイン」を反映。「窓」をモチーフにした単色で直線的なデザインとなった。
Windows 8の新ロゴマークと歴代のロゴマーク |
過去のWindowsのロゴマークの変遷についてMicrosoftは、技術の発展と並行するものだと説明。例えば、Windows 1.0では「窓」をイメージしたシンプルな2色のロゴだったが、Windows Vistaや7ではより複雑できめ細かい「旗」のような表現になっている。
MicrosoftはWindows 8の開発初期段階で、新ロゴマークの作成を依頼したデザインコンサルタント会社のPentagramと会議を開催。そこでMetroスタイルデザインの哲学やWindowsブランドの歴史や価値を共有した結果、新ロゴマークはWindowsのコンピューティングを表すメタファーである「窓」に原点回帰することとなった。
新ロゴマークの目標に掲げたのはまず、Metroスタイルデザインの哲学に大きな影響を与えたという国際タイポグラフィ様式を取り入れること。これにより、モダンかつクラシックなデザインを意識した。
また、「真のデジタル」であるというMetroの哲学を伝えることも重要だったと説明。そのため、ガラスや木材、プラスチックなど人造の工業デザインの特徴をまねしないようにしたという。
Windows 8のロゴマークで最終的な目標にしたのは、謙虚でありつつ自信に満ちたデザイン。これを反映するために、ユーザーがロゴマークの色を変えられるようにするとしている。