日本HP、最大16コアのOpteron 6200シリーズを搭載したx86サーバー5製品

2ソケットの1Uラック型や4ソケットの2U/4Uラック型、ブレードサーバーなど


DL585 G7

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は20日、x86サーバー「HP ProLiantファミリ」において、1CPUあたり最大16コアを備えた最新CPU「Opteron 6200シリーズ」の搭載モデル5製品を発表した。価格は24万1500円からで、同日より出荷を開始している。

 Opteron 6200シリーズは、「Interlagos」のコード名で開発されていた最新のCPU。Bulldozerアーキテクチャを採用した初めてのサーバー向けCPUとなるが、従来のOpteron 6100シリーズとはソケット互換性が維持された。

 今回、日本HPではこうした特性を生かして、2010年5月より順次提供されてきた既存製品をベースにOpteron 6200シリーズの搭載モデルを用意した。具体的には、1Uラック型「DL165 G7」、ハーフハイトのサーバーブレード「BL465c G7」の2ソケットモデルを2製品、2Uラック型「DL385 G7」、4Uラック型「DL585 G7」、フルハイトのサーバーブレード「BL685c G7」の4ソケットモデルを3製品において、同シリーズ搭載モデルを提供する。

 なお「DL385 G7」のSPEC CPU2006ベンチマークによる性能比較では、Opteron 6100シリーズ搭載モデルに比べ、整数演算で23%、浮動小数点演算で13%の性能向上を実現。また、従来モデルに比べてラックあたり2048コア(33%増)の高密度化を達成しているので、集約による設置スペースコストの削減にも寄与できるとした。

 さらに、コアあたり価格を最大64%低減したほか、同等価格の製品比較では、2倍のコア数を提供できるため、サーバー/クライアント仮想化における初期導入コストの削減が可能とのこと。

 Opteron 6200シリーズ搭載モデルの価格は、「DL165 G7」が24万1500円から、「DL385 G7」が47万9850円から、「DL585 G7」が132万9300円から、「BL465c G7」が30万300円から、「BL685c G7」が125万1600円から。

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