鈴与シンワート、マーケティングCMS「HeartCore」のクラウドサービス版を提供

　鈴与シンワート株式会社は6日、マーケティングCMS（コンテンツ管理システム）のクラウドサービス「HeartCore_SaaS（PHPサポート）」を発表した。株式会社ジゾンの取り扱うCMS「HeartCore」を、同社のデータセンターのサーバー上で稼働させ、ユーザーへ提供するサービスで、7月1日より販売を開始する。

　HeartCoreは、直感的な操作でWebコンテンツの編集を行えるCMS。44カ国の言語に対応し、各国に時刻に合わせたWebサイトの公開やコンテンツの配信が可能なほか、自動SEO、LPO、SNS連携などのマーケティング機能を搭載している。

　今回のサービスは、このHeartCoreのPHP版を鈴与シンワートのデータセンターで運用し、クラウドサービスとして提供するもの。同社によれば、HeartCoreによるシステム構築はJava版がほとんどであり、低コストかつ短期間での導入がのぞまれるカスタマイズ案件にはしにくかったという。しかしこのサービスではPHP版ベースにしたほか、技術サポート面ではPHP 版HeartCoreに精通した技術チームを専任対応させることにより、Web構築から運用・保守まで、一貫したワンストップサービスを提供できるとしている。

　プランとしては、最小構成によるミニマムプランから高可用性を実現するハイアベイラビリティプランまでを用意し、幅広いニーズに応えるとのこと。

　なお鈴与シンワートでは、今後3年間で約50社への導入を見込んでいる。