クレオとディーバ、「ZeeM会計」と「DivaSystem」を連携させIFRS支援


 株式会社クレオマーケティング(クレオ)と株式会社ディーバは11日、会計システムのIFRS対応ソリューションで協業すると発表した。

 クレオの個別会計システム「ZeeM会計」とディーバの連結会計システム「DivaSystem」を統合したIFRS対応のトータルソリューションを提供する。

 IFRSに対応する方法としては、大きく「グループ会社分散対応方式」と 「親会社集中対応方式」が挙げられる。各グループ会社がIFRSに対応する前者の方式では、親会社とグループ会社を通じてIFRSに基づいた統一基準による指標管理が可能となる一方、グループ会社にIFRSの人材が必要、システム対応が相対的に多いなどの課題がある。

 親会社で集中的にIFRSに対応する後者の方式では、システム対応が相対的に少ない一方、指標管理においてグループ会社との間に認識差異が発生したり、親会社にIFRS専門組織が必要だったり、不統一の会計情報を親会社で組み替える必要があるなどのデメリットが存在する。

 それぞれの方式で求められる要件は異なるため、方式を検討する過程、および方式決定後の具体的なシステム検討の段階においては、個別会計・連結会計を横断した検討が不可欠になるという。

 今回の協業は、この課題を解決するのが狙い。IFRS対応トータルソリューションとして両者のノウハウを融合し、販売チャネルの共同開発や会計システムにかかわる商談の相互紹介などにも取り組む。また、セミナー、Webをはじめとする各種マーケティングでも協働していく。

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