NEC、Netezzaと共同開発したDWHアプライアンスの「高速バックアップモデル」を発売


InfoFrame DWH Appliance 高速バックアップモデル

 日本電気株式会社(NEC)は22日、DWH(データウェアハウス)アプライアンス「InfoFrame DWH Appliance」のラインアップに、データバックアップ機能を搭載した「高速バックアップモデル」を追加すると発表した。同日より販売を開始する。

 InfoFrame DWH Applianceは、NECと米Netezzaが共同開発しているDWHアプライアンス。Netezzaの主力DWHアプライアンス「TwinFin」と同等の機能・処理能力を持ち、NECのハードウェアを基本プラットフォームとして採用している。

 今回提供されるのは、バックアップ用ストレージおよびバックアップ管理サーバーを内蔵したDWHアプライアンスで、最大3世代分のデータバックアップに対応。バックアップ用に外部ストレージなどを用意する必要がないため、機器調達コストや運用コストを削減できるほか、外部ストレージを利用する場合と比べ、機器設置面積を半分に抑えられるメリットもある。

 さらに、アプライアンスに内蔵されているバックアップ用ストレージは、ファイバチャネルで接続されるので、LANケーブルで接続する外部ストレージと比べ、バックアップ時間を約8割削減できるとのこと。

 製品には、バックアップ容量10TBのモデルと20TBのモデルが用意されており、価格はそれぞれ、6500万円、1億2000万円。なお、10TBモデルは4月末より出荷を開始するが、20TBモデルは受注生産となる。

 NECでは、今後3年間に合計100システムの販売を見込む。

関連情報