Amazon Web Services、東京データセンターを開設


 Amazon Web Services(AWS)は2日、日本にクラウド向けデータセンターを開設した。同日よりサービス運営と日本語サポートを開始する。

 今回開設したアジアパシフィック(AP)-東京リージョンは同社5つ目の拠点で、AP地域では2つ目の拠点となる。

 同日よりサービス運営を開始。対象となるサービスは、「Amazon EC2」「Amazon S3」「Amazon Elastic Block Store(EBS)」「Amazon SimpleDB」「Amazon Relational Database Service(RDS)」「Amazon Simple Queue Service(SQS)」「Amazon Simple Notification Service(SNS)」「Amazon Route 53」「Amazon CloudFront」「Amazon CloudWatch」「AWS CloudFormation」。

 「AWS Elastic MapReduce」「AWS Elastic Beanstalk」「AWS Import/Export」は現時点では提供されない。EC2インスタンスタイプに関しては、Cluster ComputeとCluster GPU以外の全てのEC2インスタンスタイプを提供する。

 AWSでは、すべてのユーザーに無料のベーシックサポートが用意される。AWSリソースセンター、サービス・ヘルス・ダッシュボード、技術FAQ一覧、開発フォーラムが含まれる。上位版として、24時間365日体制で待機する技術サポートエンジニアが個別ニーズに対応するプレミアムサポート(有償)も用意。いずれも日本語サポートが開始される。今後数カ月内に日本円の決済もサポートする予定。

 上級副社長のアンディ・ジャシー氏は「AWSはすでに日本の多くの企業でご利用いただいております。このほど東京リージョンからサービスの提供を開始することで、日本のエンドユーザーの皆さまにとっても、ほとんどのインスタンスにおけるネットワーク遅延が数ミリ秒単位に収まるため、今後さらに利用が進むと期待しております」とコメントした。

 すでに三井物産、gumi、ジンガ、クックパッドなどが東京リージョンでサービスを利用している。

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