「イオンかざすクーポン」のインフラに富士通クラウド採用


イオン南砂町スナモ店での利用シーン

 富士通株式会社は15日、同社のクラウドサービスが、イオンマーケティング株式会社の新サービス「イオンかざすクーポン」のインフラに採用されたと発表した。

 「イオンかざすクーポン」は、レジの専用端末におサイフケータイをかざすだけで、割引クーポンなどを利用できるサービス。顧客と継続的な関係を構築する「One to Oneマーケティング」の一環として、2010年10月27日より、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のジャスコなど47店舗で運用が開始された。

 このインフラに富士通のクラウドサービスを採用したことで、顧客の利用状況や新サービスの展開に応じて、柔軟にインフラを増強できる。これにより、利用者数や利用量の予測が難しい「イオンかざすクーポン」においても、あらかじめピーク時を考慮したリソースを整備する必要がなくなり、コスト抑えてタイムリーにサービスを開始できるとしている。

 イオンマーケティングは今後、「イオンかざすクーポン」の利用状況を分析し、顧客のニーズに応じて「One to Oneマーケティング」を強化させ、新サービスの展開エリアを順次拡大していく方針。

イオンかざすクーポンOne to One マーケティングのシステムイメージ図
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