アシスト、Oracle DB見える化サイトの機能を強化-CPU稼働率を把握可能に


 株式会社アシストは9日、Oracle Database稼働状況の見える化サイト「パフォーマンス・セラピー」において、CPU稼働率をグラフ化する機能を追加したと発表した。また同時に、最新の「Oracle Database 11g Release2(R2)」にも対応している。

 パフォーマンス・セラピーは、オラクル標準のパフォーマンス分析ツール「Statspackレポート」のパフォーマンス統計情報をグラフ化したり、診断項目を比較したりできる、Oracle Databaseのパフォーマンス分析サイト。パフォーマンス・セラピー上で会員登録を行い、Statspackレポートをアップロードするだけで、簡単に利用できるという。

 従来は、Oracle Databaseの稼働状況に焦点をあてた診断情報を提供していたため、OSの稼働状況までを含めた総合的な診断を行うには、OSコマンドなどで、別途CPU使用率情報を取得する必要があった。しかし今回、Oracle Database 10g R2以降のStatspackレポートに含まれるCPU使用率情報をグラフ化できるようにしたことで、CPUリソースを考慮したデータベース診断がパフォーマンス・セラピーのみで行えるようになっている。

 会員登録後30日以内は試用期間として無償で提供され、以降は1年単位での有償契約となる。価格は、1インスタンスの場合で9万円/年。

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(石井 一志)
2010/8/9 13:12