ソフトバンクテレコム、PC環境をクラウドから提供する「ホワイトクラウド デスクトップサービス」


 ソフトバンクテレコム株式会社は21日、企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド」のラインアップに、セキュアなデスクトップ環境をクラウド型で提供する「ホワイトクラウド デスクトップサービス」を追加すると発表した。10月の提供開始を予定する。

 ホワイトクラウド デスクトップサービスは、仮想化技術を利用したシンクライアント環境を提供するサービス。クライアント端末管理の効率化、セキュリティの強化、利用アプリケーションの一括管理によるコンプライアンス強化などを安価に実現するほか、iPhoneなどのモバイルデバイスも含めた、多様なアクセス手段、社内外を問わないリモートアクセス環境の拡大に伴って、新しいワークスタイルも実現するとしている。

 具体的には、データセンター内のサーバー上に、利用者ごとに割り当てられた仮想マシンに対して、VPN接続や閉域網などのセキュアな環境下からアクセスする仕組みで、今までと変わらないデスクトップの操作感を提供できるという。また、必要なデータはすべてサーバー上に格納され、ユーザーの手元には残らないことから、情報漏えいリスクの高い業務にも活用可能とした。

 利用期間は3年と5年から選択可能。利用可能なリソースは利用デスクトップ数によって異なり、例えば「20デスクトップパック」の場合は、1デスクトップあたり、仮想CPU×1、3GBメモリ、10GB HDDが、「50デスクトップパック」の場合は、仮想CPU×1、1GBメモリ、10GB HDDが割り当てられる。

 価格例は、50デスクトップパック、利用期間5年の場合で月額13万1250円。このほか、追加ディスク(5GB単位)、ウイルスチェック、OSパッチ適用、バックアップ、ネットワークオプションなどのオプションサービスが用意される。

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