ホワイトクラウドのHaaSがラインアップ拡充、Windows Serverも選択可能に


 ソフトバンクテレコム株式会社は5月31日、企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド」の共有型仮想サーバーサービス「シェアードHaaSスタンダード」において、新オプションサービスを提供開始すると発表した。同時に、よりグレードの高いサービスラインアップ「シェアードHaaSプレミアム」も提供を開始する。

 シェアードHaaSスタンダードは、仮想サーバーをオンラインで提供するパブリッククラウドサービス。通常は、仮想CPU(2GHz相当)×1、1GBメモリ、100GBストレージ、CentOSといった構成で提供されているが、今回は2GBメモリや、Windows Server 2003 R2 Standard Editionが利用可能なプランを用意した。月額料金は、基本のシェアードHaaSスタンダードが8000円(税別)で、オプションは、2GBメモリが1000円(同)/サーバー、Windows Server 2003 R2 Standard Editionが5000円(同)/ライセンス。

 また、ゲストOSについても、Ping監視、ポート監視、SNMP TRAP監視を提供するゲストOS監視オプションも用意された。こちらの月額料金は、いずれも150円(税別)/仮想サーバー。

 一方のシェアードHaaSプレミアムは、シェアードHaaSスタンダードに拡張性を加えたサービスで、高品質と柔軟性を持つのが特徴。ユーザーの希望に合わせた最適なリソースをカスタマイズ形式で選択できるため、社内でのテスト・検証用の環境やビジネス用Webサーバーだけでなく、社内業務など、可用性が要求されるシステムでも利用可能としている。

 月額料金は、1/3コア、メモリ1GB、ストレージ30GBの「VMリソース(CPU保証型)」が2万5000円(税別)、CPUリソースが固定されずベストエフォートで提供される「VMリソース(ベストエフォート型)」が1万5000円(同)。追加リソースは、CPUが1/3コアあたり5000円(同)、メモリは1GBあたり5000円(同)、ストレージは、10GBあたりで3000円(同)となっている。



(石井 一志)

2010/5/31 16:17